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2008.01.20

ツバメ標識調査2羽目の再捕獲!

当連絡会で実施した2005年の標識調査で標識したツバメについて、再び再捕獲の情報が入りました。

このツバメは、2005年に日本で(多摩川周辺で?)生まれ、一冬越冬地で過ごして、成鳥となり、日本に帰って再度多摩川で捕獲されたことになります。

再度捕獲された場所の状況は詳しくはわかりませんが、住所からは、上河原堰上流の集団ねぐらと思われます。
府中四谷の集団ねぐらが現在はない状況なので、9キロ下流の集団ねぐらへ移動したのでしょうか。

これで2005年7月24日に標識したツバメ118羽のうち2羽が再捕獲されたことになります。
再捕獲率1.7%で、山階鳥類研究所で公開されているツバメの移動回収率0.13%よりもかなり高いです。

連絡会で実施した2004年と2005年の計3回の標識調査のうち、標識したツバメトータルで、2004年が2回で、98羽、2005年が118羽、計216羽ですから、これらを総合しても、再捕獲率は、0.9%で、日本全体の記録よりは高いです。絶対数が2羽で少ないのですが、同じ場所で標識調査を継続し、なおかつ、周辺地区の集団ねぐらと連携して調査することで、回収率を上げられるのかもしれません。

(ちなみにこの回収率の差を、フィッシャーの正確確率という統計解析手法を使って検定してみるとp<0.05で、全体の回収率より、連絡会の回収率が高いことが有意であり、偶然では生じにくいという結果になります。さらに3羽目が捕まったりするとp<0.01となりさらに偶然では生じにくいという結果になります。)

2005/7/24
U J ツバメ 東京都府中市南町四谷多摩川河川敷

2006/6/24
♂? Ad ツバメ 東京都調布市布田先多摩川河川敷

移動距離8km 経過時間11ヶ月(335日) 

情報提供 峯尾さん提供情報を事務局渡辺仁が編集

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標識調査」カテゴリの記事

コメント

追加コメントです。

この記録って、幼鳥が翌年成鳥になって帰ってくるという当たり前の記録だと思うのですが、実はとても重要なことがわかると思います。
例えばマレーシアの図鑑では、1年目の幼鳥ツバメは、越夏する、という記載もあるのです。他の鳥では、まだ若い個体が越冬地から繁殖地に戻らないという種も結構いるようです。
少なくとも今回のツバメのリカバリーは、越冬した幼鳥ツバメも翌年成鳥になって帰ってくる個体がいる、という証拠になります。繁殖したかどうかまではわかりませんが。


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