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2008.09.07

長野県山形村のトウモロコシ畑(9/5)3万羽

【場所】長野県東筑摩郡山形村下竹田
【日時】2008年9月5日(金)18:10~20:00
【天候】曇り
【観察者】渡辺仁
【ねぐら入りした個体数】 約30,000羽(ショウドウツバメ混じる)
【観察内容】
昨年7月に観察した長野県東筑摩郡波田町のサクラ苗圃で、トウモロコシの穂が出るとねぐらが移動するという情報を得ていたので、その状況を観察した。サクラ苗圃は、スズメの集団ねぐらになっていてツバメは集まっていなかった。
波田町のねぐらに対し南東に1kmのトウモロコシ畑にねぐらが移動していた。農地は碁盤目状に道路が走っているので、ツバメが飛翔する方向を見ながら、車で追跡してねぐらを発見しやすかった。(河川では堤防は車で走れないし対岸には橋がないと移動できないので、移動してしまったねぐらをその日のうちに探し出すのは難しい・・)
ツバメはトウモロコシ畑上空で、乱舞し、途方もない数となった。府中四谷橋下流のピーク時と比較しても遜色なかったので3万羽とした。
ツバメは見た限り、ほとんど尾羽の短い幼鳥であった。

トウモロコシ畑は、1枚が100m×25mで連続する5枚(都合 100m×125m)にツバメがねぐら入りした。
トウモロコシの高さは約3mで、頂部の雄花の穂先をねぐらとしており、葉はまったく使っていなかった。雄花の先をヨシの葉先と同じように、折って止まっているものも多かった。
ねぐら入りしたツバメをライトスコープで見ると、20~30羽に1羽ほどはショウドウツバメが混じっているのが確認できた。ショウドウツバメは、ツバメより一回り小さく、なで肩のシルエットであることで見分けられた。
18:29 ねぐら入り終了 4.8ルクス


▼上空を乱舞する大群
Imgp3803

▼トウモロコシの穂に止まるツバメ
Maize_2

▼水田や道路に囲まれた集団ねぐらとなるトウモロコシ畑(奥)
Imgp3807

▼ツバメとショウドウツバメ(中央)
 雄花の穂が折れているトウモロコシが多いのに注目
Imgp3902

▼トウモロコシの雄花の穂を折って止まるツバメ
Imgp3892

▼ショウドウツバメ(20~30羽に1羽ぐらいいる)
Imgp3908

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ツバメの集団ねぐら情報(その他の地域)」カテゴリの記事

コメント

以前に、ヨシで無くてもよいとどこかで聞いたことがあります。トウモロコシの方がしっかりしていますから、数量さえあればと思っていたら、まさにそのケースがあったのですね。 情報有り難うございました。

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