« 田んぼの生きものたち ツバメ 出版! | トップページ | 上河原堰上流(4/8)70羽 »

2012.04.07

上河原堰上流(4/7)55羽(今年初確認)

上河原堰上流(4/7)55羽

春先の集団ねぐらを探すのは難しいのですが、早い時期にねぐらを確認しました。
昨年も同じ場所で4月下旬に確認しましたが、今年は形成される時期をほぼ特定できました。
4月1日には確認できなかったので、おそらく2~6日の間に初めて形成されたのではないかと思います。
本年初認です。

川面を渡る風はすこぶる寒く、シャッターを押す指がかじかみ、手袋を忘れたことを強く後悔しました。
なお、ねぐらの観察されたこの中州は、上河原堰改修工事に伴い、下流側が若干浚渫され小さくなっており、2012年度中に全て浚渫されてしまいます。
川崎市側の中州(夏にねぐらの規模が大きくなると使われていた)は2011年度中にすでに浚渫されてなくなっています。

【観察場所】二ヶ領上河原堰上流左岸(調布市側)
【日時】2012年4月7日(土)18:10~19:00
【天候】晴
【日没】18:07
【観察者】渡辺仁
【ねぐら入りした個体数】 55羽
【ねぐら入りした場所】左岸調布市側の中州
【ねぐら入りした環境】水面上に張り出したヤナギの枝
【ねぐら入り時刻】18:26(日没19分後)
【観察内容】
18:10 すでにツバメの50羽ほどの群れが水面上低く、飛び回っている。割に狭い範囲を上流から下流へ往復するように群れで飛び回っている。
ツバメは高く飛ぶことなく低く飛び回ってそのまま、中州の調布市側に張り出したヤナギの枝にねぐら入りする。
ライトスコープで確認するとねぐら入り数は55羽。すべてのツバメは成鳥。
気温が低く6℃。

なお、3月24日、31日および4月1日も同じ場所・状況で調査を行ったが集団ねぐらは確認できなかった。

水面上を飛翔するツバメの群れ
Img_1793


水面上に張り出したヤナギの枝の上にねぐら入りしたツバメ
Img_1857

« 田んぼの生きものたち ツバメ 出版! | トップページ | 上河原堰上流(4/8)70羽 »

ツバメの集団ねぐら情報(上河原堰上流)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。

渡辺様の 2012年3月23日のツイート
http://twitter.com/Swallow_Tokyo/status/183177419673444352
-- 引用 --
心を揺動かすつばめの話とあるけど。。。
これは両方とも成鳥。
死んだのは多分メスで、生きてるオスが交尾しようとしてる写真。
落ちてうつ伏せの状態は交尾受け入れ態勢と思うらしい。
車に轢かれたドバトの死体で全く同じ現象を観察したことがある。
http://lang-8.com/127220/journals/950606/%2525E5%2525BF%252583%2525E3%252582%252592%2525E6%25258F%2525BA%2525E3%252582%25258B%2525E5%25258B%252595%2525E3%252581%25258B%2525E3%252581%252599%2525E3%252581%2525A4%2525E3%252581%2525B0%2525E3%252582%252581%2525E3%252581%2525AE%2525E8%2525A9%2525B1
----

は大変興味深く、目から鱗が落ちる思いでした。
自分も美談だと思っておりましたので。


しかしながら、
http://twitter.com/Swallow_Tokyo/status/192979469823254529
「しかしフランスのカメラマンはそれが美談にはならないことを明らかにわかっていて撮影したはず。」

とありますが、こちらは多少事実誤認がございますのでお知らせいたします。

これらの写真は元々 2004/03/23 08:33:17 に台湾の写真投稿サイトにて公表されたものです。
投稿者は「Wilson Hsu」という人です。

http://www.dcview.com.tw/gallery/showmsg.asp?but1=Next&good=&msgid=271977&msgsn=271977&posit=131&id=&lastupdate=

説明は中文です。


2004/04/26 頃、同一人物によって英語版が公開されました。

http://photo.net/photodb/photo?photo_id=2315290

中文は解読できませんが、大体同じような内容が書いてあるように見えます。

-- 概要 --
台湾の Harbor-South で、ツバメがトラックにぶつかり死んだ。
一羽のツバメが寄り添っていた。
著者は屍骸を道端の草むらに移動した。
----

(Wilson Hsu 氏は「美談にはならないことを明らかにわかって」いたでしょうか??)

写真の Exif によると、EOS 10D + 600mm 望遠レンズのようです。

2315270-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:21:38
2315274-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:21:38
2315269-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:21:49
2315275-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:23:23
2315276-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:23:33
2315281-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:23:39
2315282-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:23:40
2315283-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:25:51
2315284-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:26:08
2315286-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:26:28
2315288-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:28:00
2315290-lg.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:28:02
2315290-md.jpg: Image Created: 2004:03:20 14:28:02


2008年頃、これが AbuNawaf.com というニュースサイトでとりあげられ、
web で世界中に広がりました。
(フランス人とか新聞云々の事実関係は不明です)

その過程で、なぜか
「最初は生きていた」
「一羽が餌を持ってきた」
「でも結局死んでしまった」
というストーリーに改竄されました。

2008/09/09
http://www.fotografer.net/forum/forum.view.php?id=3193921314

2008/10/31
http://scienceblogs.com/grrlscientist/2008/10/one_of_lifes_tiny_dramas.php


日本にも間違ったストーリーのまま伝わりました。

2009/06/11
http://savannasahra.blog19.fc2.com/blog-entry-1402.html

2010/08/05
http://blog.strust.net/?eid=847976


以上が自分が調べた結果です。

ところで、日本でも似たような話があります。

http://resource.exblog.jp/246385/
-- 引用 --
巣から落ちたとみられる1羽は、目を閉じてあおむけに倒れており、全く動かない状態。
すぐそばに、やや尾羽の長いツバメがいて、倒れたツバメに体を密着させるように寄り添って、全身をくちばしでつついていた。
----

写真一枚しかないので判断は難しいと思いますが、
こちらはどのような状況だと思われますか?


失礼します。

if様

情報ありがとうございます。
よく調べられていますね。
私はフランスのサイトまでしか、たどりつけていませんでした。
台湾での撮影が大元なんですね。
中文はわかりませんが、英語のサイトも教えて頂いたので理解できました。感情移入のコメントを除いて読み解けば、なるほどやはり交尾だったのだと確信できました。
英語でのコメント欄を見ると、私と同じように美談ではない、交尾であると指摘しているコメントがありますね。

カメラマンが明らかにわかっていたか、と強く問われれば、言い切ることはできません。
美談だという先入観を持って見れば、そのように見えるのかもしれません。明かというのは言い過ぎだったかもしれません。お気を悪くされたなら申し訳ありません。

しかし写真は静止画像ですが、現場にいれば動きが見えているわけですから、先入観がなければ何が起こっているのか気づいていたろうと思いました。行き交うトラックの合間に繰り返して行われたようですし、多分気づいていたろうと推測したのです。それが死んだ鳥をゆり動かすようには見えるかどうか。
また、このようなうつぶせ(交尾受け入れ姿勢)で死んでいるメスに対して、多くのオスが誘引されるのですが、英語のサイトを見ると、複数のオスがメス(の死体)を争っていることが写真と解説から読み取れるように思います。

フランスで取り上げられた際には、わかっていたでしょうね。英語のコメントも読めていたでしょうし。
さらに脚色して、より美談にしたてあげようとしたのでしょう。
それが日本にそのまま伝わったということなんですね。

京都については台湾とは状況が違うのでよくわかりません。
うつぶせでない。交尾でもない。ということは写真からはわかります。
こちらは「美談」になる感情移入しやすい状況なのかもしれません。

この件、ツイートしたいと思いますが構いませんか?

渡辺様
早速のご回答ありがとうございます。
気を悪くしたということは全くありませんので、ご安心ください。

交尾だと言われてみれば、あのマウンティング??みたいなポーズは確かに交尾ですよね。
でも指摘されるまでは全く気づきませんでした。
どこかで思考停止たのかもしれません。

AbuNawaf.com の記事が見つからないので、改竄がどこでなされたかは不明です。
自分も最初に見たのは美談版です。
しかし「最初は生きていた一羽」とする写真が、どう見ても二羽重なっているので、
気になっていろいろ探してなんとか一次情報にたどり着きました。

京都の話は動画があるそうですから、見てみたいですね。

ツイートの件は了解です。よろしくお願いします。
アカウントは持ってませんが、いつも楽しみに拝読しております。

最新の記事にコメントつけたつもりが、妙なとこで申し訳ありません。

ツバメ本はとてもよかったです。また N 年後に改訂版をお願いします。


あと、この際なので質問させてください。

・死んだふりをするツバメ
http://www.kamiura.net/scrap/tubame.html#act
・ツバメに騙されたぁ~~(→o←)ゞ
http://dream2.shiga-saku.net/e420675.html
・ツバメちゃん
http://ameblo.jp/lovesachibaby/entry-10951633523.html

これらを見ていると、どうもツバメは危機に際して死んだふりをすることがあるようなのですが、
そのようなツバメの例は多くあるのでしょうか? それともごくまれな現象なのでしょうか?

また長文になってしまいました。
では失礼します。

連投失礼します。

3 月 23 日に共同(と産経)が配信した
・ツバメの巣140万ベクレル 離れれば「影響なし」
http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012032301002407.html

のニュースなのですが、環境省に確認したところ、(残念ながら)事実であるとのことでした。
23 日の記者勉強会で発表したが、プレスリリースはないとのこと。
「数値よりも、ツバメへの影響が問題であるが、まだ評価は済んでいない、結果がまとまったら発表する」
そうです。
(これもツイート可です。)
ご存知でしたら失礼申し上げました。

巣が 160g として 22万Bq/巣 ですから、分化の段階から巣の中で暮らすヒナにとっては、
かなり厳しい数値ですよね。
高濃度地域には全玄関にツバメ人工巣を配布して欲しいです。
ボランティアで人工巣作れ、と言われたら作りますとも。

では失礼します

AbuNawaf.comはアクセスしてみるとアラビア語のサイトですね。記事はみつかりませんが。
フランス語までと書いてしまいましたが、フランス語の原典がどうしても見つけられません。
フランスの記事云々と書いている日本のページはベトナム語から訳しているのですね。

どうも正しいところがわかりません。
フランスの記事は本当にあったのでしょうか。
台湾の人の写真をAbuNawaf.comとスタンプされてますが、わかりませんね。

死んだふりについて興味深いサイトを紹介いただきありがとうございます。
死んだふりかどうかはわかりませんがツバメは身に危険が迫ったときに暴れるのではなく、割に大人しいという特性があるようです。
バンディング調査を手伝ったことがあるのですが、かすみ網にかかったツバメは暴れることはなく大人しくしています。他の鳥と比べると一般的にツバメは大人しいようです。結果として弱りにくいみたいです。
それもツバメの戦略なのでしょうが。

巣の放射能の件もお知らせ頂きありがとうございます。
私の情報では、環境省が主催する検討会で資料が配られたと聞いています。
記者勉強会ですか。記事にした新聞社とそうでない新聞社があるのはどうしてなのでしょうね。

いずれにしてもサンプル数がいくつなのか、測定値は最大なのか平均なのか、汚染されていない巣もあるのか等、記事ではわからないことがありすぎます。環境省には、評価はともかく測定結果を正しくプレスリリースしてほしいものです。

今シーズンより、ツバメ本の著者チームで福島のツバメの現状について調査を始める予定です。皆本業があるので限界はありますが。

ツバメ本をお読みいただいたようでありがとうございます。
改訂のチャンスが頂ければ是非取り組んでみたいとは思います。
もしかして、ifさんはアマゾンにレビューを頂いたifconfigさんでしょうか。

台湾の件、あまりこだわっても意味ないかもしれませんが、

2008/10.31 の英語記事
http://scienceblogs.com/grrlscientist/2008/10/one_of_lifes_tiny_dramas.php

「Image: Wilson Hsu, AbuNawaf.com」
とあり、かつ画像に AbuNawaf.com と入っているので、
「AbuNawaf.com に Wilson Hsu 氏の名前とともに写真が載った」
のは間違いないでしょう。

(1)Wilson Hsu 氏が AbuNawaf にアラビア語または英語で投稿した。
(2)AbuNawaf 紙が Wilson Hsu 氏の写真を(許可を得てまたは無許可で)載せた。

という可能性が考えられます。


また改竄については、

(1)AbuNawaf 紙の記事で既に改竄されていた。
(1-1)Wilson Hsu 氏が、「より感動的な話」になるよう改竄して投稿した
(1-2)AbuNawaf がたまたま見つけたオリジナルサイトの中文または英文を理解できずにストーリーをでっちあげた

(2) AbuNawaf ではなく、画像を引用した、
2008/09/09 http://www.fotografer.net/forum/forum.view.php?id=3193921314
が改竄し、英語に翻訳
(書いた人 Yap Siauw Soen Gie によると、解読できないが
「Dapat dari email berantai... entah darimana asal usul aslinya...
Dilacak ke www.abunawaf.com bahasanya ga ngerti」
とある。メールで知らせてもらった??)
2008/10/31 http://scienceblogs.com/grrlscientist/2008/10/one_of_lifes_tiny_dramas.php
は上記ページを信じて再生産した。

という可能性が考えられますね。

Yap 氏のコメントに
・現場はウクライナ(明らかにウソ)
・写真家はフランスの新聞に写真を売った
などと疑わしい記述があり、どうもこの人か AbuNawaf のウソくさい。

AbuNawaf に問い合わせればいいのでしょうけど、そこまでの気力はございません ^^;;


> ツバメは身に危険が迫ったときに暴れるのではなく、割に大人しいという特性があるようです。

そうなんですか!!
この特性が進化すると「擬死」が獲得されるのでしょうね。
大変興味深いです。


福島ツバメの調査期待しています。
全玄関人工巣設置計画も議論の俎上に載せて頂ければと思います。


ツバメ本の改訂もよろしくおねがいします。
営巣の動画を撮って二年目ですが、
・オスのさえずりに聞き入ったメスが、応えるように「さえずりもどき」をする
・メスがパートナーのオスを激しく攻撃?する
・巣の中の孵化後の殻をくわえようとするが、くわえ方がびっくりするほど下手くそで、何度も落としてしまう。
など、不思議な現象がいっぱいで、是非とも解明して欲しいと思います。

失礼しました。

この記事へのコメントは終了しました。

« 田んぼの生きものたち ツバメ 出版! | トップページ | 上河原堰上流(4/8)70羽 »

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

tweet

  • 管理人のツイート
無料ブログはココログ