上河原堰上流(7/29)5,000羽以上
上河原堰上流(7/29)5,000羽以上
例年、春先に調布市側の中州で集団ねぐらを形成するツバメの集団ねぐらは、
個体数が増えてくる初夏から川崎市側(堰の直上)の中州に移動していました。
しかし今年は川崎市側の中州はすでに浚渫されており消失しています。
今年は動向が気になっていましたが、久々に調査することができました。
調布市側の中州にツバメの集団ねぐら(少なくとも本隊)はありませんでしたが、
そこで川崎市側の上流側に残存した別の中州をライトで調査したところ、
移動した集団ねぐらを発見しました。
【観察場所】二ヶ領上河原堰上流左岸(調布市側)→右岸(川崎市側)
【日時】2012年7月29日(日)18:50~20:00
【天候】晴れ(蒸し暑い)
【日没】18:48
【観察者】渡辺仁
【ねぐら入りした個体数】 5,000羽以上
【ねぐら入りした場所】右岸川崎市側の中州
【ねぐら入りした環境】ヨシ、一部ヤナギも使う
【ねぐら入り時刻】19:11(日没18:48の23分後)
【ねぐら入り時の明るさ】4ルクス
【観察内容】
▼調布市側堤防上から観察
18:50 ツバメ十数羽程度が飛翔
18:58 対岸の川崎市側の水面上を上流から流れるようにツバメの大群が飛翔している。
19:05 調布市側の中州の上を100羽程度が飛翔する。
19:10 調布市側の中州の上を100羽程度が飛翔し、いくつかのツバメは調布市側の南岸のヨシに入ったように見えたが、死角なので見えない。
19:12 飛んでいたツバメが見えなくなりツバメの動きがなくなる。(4ルクス)
その後、ライトで探すが調布市側の中州の見える位置にねぐら入りしたツバメはゼロであった。
その後、車で川崎市側の上流側の残存した中州(上流に約500m)に移動しツバメの集団ねぐらがないかライトで探す。
果たして、多数のツバメがヨシ等にねぐら入りしていた。
すでに眠っているツバメ多数で死角もあり正確なカウントはできず。最低5000羽。おそらくもっと多くのツバメがねぐら入りしていると考えられる。
(渡辺仁)