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2015.08.01

谷地川合流点上流(7月29日)30,000羽

【場所】多摩川右岸谷地川合流点上流(日野市栄町3丁目と日野市日野(飛び地)の境界付近))
【日時】2015年7月29日(水)18:40~20:40
【天候】曇り
【観察者】渡辺仁
【ねぐら入りした個体数】約3万羽
【ねぐら入りした環境】ヨシ、一部オギ等
【日没時刻】18:49
【ねぐら入り時刻】19:12(日没23分後)
【観察メモ】
18:40 ツバメは50羽程度しか飛んでいない。
18:55 急激にツバメの数が増える。一気に1万羽程度まで増加。
19:00 さらに増える。上空をウンカのごとく大群で飛び回る。同時に河川敷低くも飛ぶ。
19:07 ツバメが止まり始める。
19:12 ほぼねぐら入りが終了。
【ねぐらの環境】
ハンディGPSで簡易に計測すると幅はちょうど100m。奥行きは計測できなかったので不明であるが、目測にて30m程度であろうと推測。ねぐらの面積は0.2~0.3ヘクタール程度ということになる。
ヨシ原は全体に広がっているわけではなく、まばらに分布するという印象。ライトスコープで観察すると、高いヨシでも、葉の密度が高く止まりにくい構造のヨシには止まっていない。全体として止まりやすい環境ではなく、ツバメは苦労して止まり場所を探している印象。ねぐら入り後はライトスコープで見る限り、かなり広い範囲(幅100m)を使っているが、とても3万羽も入っているようには見えない。観察場所からは見えない低い位置に入っているものが大半であろうと思われる。
(渡辺仁)

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赤の区域がねぐらの位置。水色のラインでアプローチ。

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ねぐら入りしたツバメ 大半は下部に入って見えない

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背の高いヨシであるが、葉の密度が高すぎるためかツバメは入っていない。


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ヨシの先端に止まるツバメ。この止まり方が一般的。

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昨年の枯れた穂の上に止まるツバメ。見づらいが奥側に穂を折って止まっている。

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オギ群落の中。しかし、止まっているのはオギではなく倒れた別の植物の茎。

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ツバメの集団ねぐら情報(谷地川合流点上流)」カテゴリの記事

コメント

いろいろな場所で観測されているのですね。今年、初めて自宅につばめが巣を作り、4羽すべて無事に巣立ちました。渡辺さんの本を購入し、参考にしました。とても内容が詰まって面白い本ですね。府中のねぐら観察会、7月8月ともに落選しましたので、この谷地川多摩川合流点へ行こうと思います。

ぽんしゃん様
拙著ご購入いただきありがとうございます。
府中の集団ねぐらは今年は残念なことになってしまいました。
谷地川上流の集団ねぐらを観察しましたら是非、状況をお知らせ下さい。

渡辺様
コメントありがとうございます。
昨日、谷地川上流へ行ってきました。土手から先へどう行けばいいかわからず、土手で観察。6:30過ぎに上空につばめが30羽ぐらい飛び始めましたが、その後減ってしまいました。
雷が鳴っていて恐かったので、6:50頃に泣く泣く引き上げましたが、つばめよりもコウモリがたくさん飛んでいました。
来週あたり、また行こうと思います。

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